弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

子育ての幸せ

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蓮池のカイツブリご一家(7月15日朝)

やさしい父と母の元で4羽の雛はすくすくのびのび育っている。

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蓮池の岸辺にオシドリご一家(7月15日朝)

蓮池でオシドリご一家は水面を移動していたとき、カイツブリご一家に出くわした。親オシドリが岸辺に移動するよう誘導。子オシドリたちは石垣をシュルシュルっと登って、この岸辺に上がった。親オシドリと親カイツブリはそれぞれの子育てを邪魔しないように生活しているみたい。

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杉の大橋付近。中濠のカイツブリご一家(7月15日朝)

親の背中に5羽の雛が隠れている。お母さんかお父さんか分からないけど、重たいでしょう?

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親のお尻あたりに隠れている雛はときどき落ちる(7月15日朝)

親の背の中心あたりにいる雛は安心していられるけど、お尻あたりにいる雛は親の動きによっては落ちることがある。落ちてもすぐ戻れるようだから、先に生まれた雛かもしれない。

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また落ちたの?(7月15日朝)

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もう一方の親はセッセと餌やり(7月15日朝)

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5羽の雛に餌をやるのだから親はとても忙しい(7月15日朝)

子供らのために働くのは身体的にきついかもしれないけど、親カイツブリにはきっとそれ以上の喜びがあるに違いない。

おかげで観察している私たちもうれしくなる。ありがとう。

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新しい巣(7月15日午後)

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雛たちは親の背中に隠れたり・・(7月15日午後)

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広がったり・・どうか無事に育ってね(7月15日午後)

朝、餌を運んでいる親カイツブリは、その合間に新たな巣も作り始めていた。午後には既にできていて、びっくり。餌やりをしながらめまぐるしく働いたのだと思う。

でもこの場所は杉の大橋から丸見えの濠の中央。前にも巣を作ってすぐ壊れたことがある。雨や風をさえぎるものはなく、ノスリの攻撃も考えられる。危険がいっぱいなのに、どうしてこの夫婦はこの場所を選ぶのかな?

別の場所にも作りかけているようだし、元の巣もあるから、この場所がダメになっても心配はいらない。それに、雛たちは親の背中に隠れることができる。

親カイツブリは、これから泳ぐ練習する子供らが休憩できる場所をあちこちに作っているのかもしれない。

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賀田橋の西側に母カルガモと4羽の子カルガモ(7月15日朝)

カルガモの子供らは親とほぼ同じ大きさになっているけど、羽根はまだ小さい。お母さん、あともう少しですね。

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賀田橋の東側に母カルガモと7羽の子カルガモ(7月15日午後)

先日ボート乗り場の南側で出会ったカルガモご一家かもしれない。

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内濠の本丸側にタヌキ(7月15日午後)

あなたも食べ物が必要でしょうが、どうか、カルガモやバンやカイツブリはほっといてください。よろしくお願いします。