弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

ゆるさが公園の豊かさにつながる

この夏はどうしたのだろう。公園の豊かさが増しているように感じる。

あっちでもこっちでも水鳥の雛たちが楽しそうに遊んでいる。

 

「オシドリの親子」

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蓮池。母は戻ってきていたんだね(8月5日午後)

7月31日朝、蓮池でオシドリの雛1羽が母を探してピーピー鳴いていたので、ずいぶん心配した。この日(8月5日)親子の無事を確認できて、超嬉しい。

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蓮の葉っぱに雛(8月6日午後)

母が側にいると、蓮の葉っぱに立つ雛の両脚も力強く見える。お母さん、公園で確認できているオシドリの雛はあなたの1羽の子供だけです。どうか守って下さい。

 

「カルガモの親子」

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二階堰。カルガモの雛7羽と母(8月5日午後)

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二階堰。カルガモの雛と母(8月7日朝)

雛は7羽かな?けっこう日差しが強いけど、お母さんが付いているから心配はない。

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二階堰のはね橋の下にも別の親子がいた(8月7日朝)

同じ日(8月7日朝)に二階堰で二組のカルガモ親子に出会った。お母さんが羽根で雛を被って守っている。雛は何羽いるのかな?

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三角池に雛3羽と母(8月10日午後)

8月10日、台風9号からの温帯低気圧の影響で午前中は大雨だった。穏やかになった午後、雛たちはお母さんを中心にして活発に動いている。このときの三角池は・・・

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他のカルガモやバンたちで混雑している(8月10日午後)

オシドリの親子もカルガモの親子も、二階堰や蓮池や三角池を行き来している。あんなに小さい雛がどうやって二階堰の壁を登ることができるのか?不思議である。

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二階堰の石垣(8月8日朝)

こんな、崩れた石垣の隙間から水鳥の雛たちが蓮池や三角池に移動しているのかもしれない。そう思うと、キッチリしない、このゆるやかさがうれしくなってくる。ダメージ加工のジーンズやくしゃくしゃのトレンチコートに価値を見出す人たちの気持ちが分かる。

 

「バンの親子」

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ボート乗り場の南側。子バンたち(8月4日午後)

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ボート乗り場の南側。親バン(左)と子バン(右)(8月8日午後)

ついこの間までは黒色の雛だったのが、いきなりグレーに変身したように見える。体がメキメキと音を立てて成長しているようだ。

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三角池の子バン(8月4日朝)

どことなく、色っぽいお姉さんに感じる。もう弟や妹ができても大丈夫そう。

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三角池の親バン(8月8日午後)

やはり、2回目の抱卵中のようだ。お母さんかな、お父さんかな、頑張ってね。

 

「カイツブリ親子」

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蓮池のカイツブリご一家(8月5日朝)

てっきり西濠にいるのは蓮池で子供を育てあげたカイツブリ夫婦だと思っていた。なんと、ご夫婦は同じ蓮池で2回目の子育てを始めていた。雛は4羽かな?

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ボート乗り場の南側にカイツブリ夫婦(8月9日午後)

つまり、公園にとってこの夫婦は3組目ということになる。

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西濠に子カイツブリ(8月7日朝)

西濠には、首のシマシマが消えて成鳥に近づいている子カイツブリの姿もある。あなたは蓮池で生まれましたか?

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中濠のカイツブリご一家(8月7日午後)

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あれあれ?(8月10日午後)

子供たちの休憩所と思っていた巣に親がまるで卵を抱えているように座っている。

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親から少し杉の大橋側に子供たちがいる(8月10日午後)

どうしたのだろう。子供たちは潜れるようになっているけど、まだ飛ぶ練習はしていないと思う。親離れにはもう少し時間がかかるはず。それに、今からだと9月に入ってから孵化して、親離れは11月に入ってしまいそうだ。大丈夫かな・・・。

 

「アオサギとカルガモとササゴイ」

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外濠と西濠の境目(8月5日午後)

猛烈に暑い日々が続いていた頃、アオサギ、ササゴイ(右側の茂みからくちばしが見えている)、カルガモがこの水が落ちるところで涼んでいた。

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外濠と西濠の境目(8月6日朝)

この景色を味わえるから、また暑くなっても大丈夫。