弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

カルガモご一家(2)とカイツブリご一家(3)

「外濠のカルガモご一家」

雛9羽と母カルガモ(7月18日午後)

10羽の雛を見た日(7月16日)の翌日に9羽しか確認できなかった。カラスとかいるし・・危険がいっぱい。

亀甲橋付近(7月26日午後)

母カルガモは9羽の子をなんとか守っているみたい。

母に見守られながら亀甲橋をくぐって・・(7月29日午後)

西側にぐんぐん進む(7月29日午後)

前日に会えなかっただけなのに、いきなり大きくなったように見える。びっくり。

外濠と西濠の境目(7月29日午後)

お母さん、あなたの見守る姿はまるで観音様みたいです。

外濠と西濠の境目に向かっている途中(7月31日午後)

9羽の子どもは大きく広がって進むものだから、お母さんは右にいったり、左にいったり、ときどき出会う他のカルガモを追い払ったりと・・気を抜くことができない。

 

「蓮池のカイツブリご一家」

背中に雛(7月24日午後)

雛は3羽かな?(7月25日午後)

4羽の子と親カイツブリ(7月29日午後)

6羽生まれたという噂もあるけど、どうやら4羽かな?もうおんぶの時期は過ぎたらしい。子カイツブリたちは蓮の間をスイスイ元気に泳ぎ回っている。

先に生まれた子たちは、姿を見ないから既に巣立ったのかもしれない。

蓮が生長した蓮池は子育てに理想的なところ。蓮の下はカラスにもノスリにも見えにくいし、公園管理者は観光のために蓮を守りたいから、いきなり蓮が刈り取られる心配はない。あなたたちはここを生活の場に選択できたことは幸いです。

 

「中濠のカイツブリご一家」

石垣の草刈りがなされたこの場所は・・(7月23日午後)

カイツブリが抱卵して雛が生まれた場所(5月31日午後)

そしてこの向こう岸には・・(7月25日午後)

子育てのための巣があった(6月26日午後)

中濠でのカイツブリの子育てを観察してから今年で4年目である。その間に石垣の草刈りが行われた記憶はない。また巣はいつも石垣側に作られていた。

カラスやノスリが卵を狙っても石垣に激突する可能性が高い。浮巣は石垣から少し離れているから、カラスやタヌキに襲われる可能性は低い。石垣から軒のように伸びた草は強い日差しとカラスやノスリの視界から卵や雛を守ってくれている。

石垣の草刈りは何のために行うのだろう。観光客は石垣を見て喜ぶのかな?

石垣が途切れた植物園側は緑のまま(7月31日午後)

植物縁側。石橋側へ向かう子カイツブリ(7月31日午後)

植物園側での営巣はむずかしいと思う。石垣がないから、カラスやノスリやタヌキに簡単に狙われる。

このところ、親カイツブリは1羽しか見かけなかったから、どこかで抱卵しているかと想像していたけど、どうなのかな?無事かな?

 

西濠にカイツブリ(7月31日午後)

西濠のボート乗り場付近に成鳥のカイツブリがいた。ボート乗り場の南側に巣を作ろうとしていたカップルのうちの1羽かもしれない。ヨシが少しだけ残されたから、そこに営巣できる可能性がある。9月初めまでに雛が生まれたら11月初めには巣立つことができる。

ボート乗り場の南側のヨシがどんどん伸びて彼らを守ってくれますように!