きっと大丈夫
朝、石橋の下の狭い水面で静かにしていた。石橋の雪にパンの欠片が1個埋もれているから、既に誰かからパンをもらったかもしれない。私たちのパンも少し食べてもらった。まだ食べたいみたいだったが、公園の餌もあるから控えることにした。
昨夜はどこで眠ったか分からない。ちゃんと冬の寝床に上がったのかな?脚が弱っているから心配。
これから3月末まで、ココは石橋の下の狭いスペースで過ごすことになる。以前は氷の上を歩いて遠出していたようだけど、昨年は氷上にココの足跡を確認しなかった。石橋の下は深くなっていて、藻はなさそうである。あと少し、せめて藻があるところまで水面が広がったらいいが・・・。
午後、石橋から遠くの右側にいた。氷はみぞれ状態だから進んでしまったのか?あるいは別の上陸できる場所を探しに出かけたのか?
私たちは右側の岸辺の氷を割って石橋に戻る道を作ろうとして岸に降りた。しかし、これがココを怖がらせてしまった。ココは左側に逃げてしまった・・・。
ココ、私たちがあなたを疲れさせてしまったね。本当に本当にごめん。私たちはあなたが石橋に戻ってくることを願うことしかできない。ココなら頑張れると信じるしかない。大丈夫。きっと大丈夫。
ココ、少しずつ歩いて石橋に戻ってきてください。どうか天気が見方してくれますように。
カルガモさん、カワアイサさん、ダイサギさん、どうかココを励ましてください。