ココは怒っている
朝、杉の大橋の下にいた。パンをもらおうと思ってやってきたのかな?
植物園側から薄雪を押し分けてここまで泳げる力があるのはいい。ときには疲れるくらい泳ぐのもいい。これから本格的な寒さがやってくるから、これが最後の遠出になるかもしれない。
ココ、氷に閉じ込められないよう、用心しながら遊んでね。
雪が降ると少し水流が増す。冬の寝床はきれい。ココ、夕方には戻ってきてね。
午後、石橋付近にいた。羽根を高くして怒っている。石橋の上では大勢の人たちがツツジに積もった雪をバシバシ落としながら雪囲いをしている。ココは落ち着かない。ということは、ココの感度は鈍っていない。いいことである。
石橋にちゃんと戻っていたから褒美のパンをあげたかった。でも作業の人たちがあまりに黙々働いているため、断念。
ココ、明日の朝は氷が張りそう。この人たちが氷を割ってくれるかもしれないから、あまり怒らないようにしようね。
雪が降っても2羽だと楽しそうに見える。