弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

ココ最高!

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杉の大橋の下(7:14 am)

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小さくカットされたパンとキャベツを食べている

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ココ、みんながあなたを案じているよ

朝、依然として杉の大橋付近にいた。小さくカットされたパンとキャベツを一生懸命食べている。スーちゃんと呼ぶ人の話によると、これは「シロちゃん」と呼ぶ人が与えたもののようだ。シロちゃんと呼ぶ人とは時間帯が異なっているためほとんど会うことはないが、去年の12月末の午前11時頃に石橋で会ったことがある。彼女は8年にわたり自分で無添加・無塩のパンを焼いて小さくカットして毎日持ってきていると言っていた。まさか早朝も来ているとは知らなかった。

スーちゃんと呼ぶ人に、昨日の朝、ココの周りの氷を割ったら、水と一緒にスーちゃんと呼ぶ人がやったパンを食べることができたことを伝えたら、「あ~、良かった」と言っていた。その人も、ココは水なしではパンを食べられないことを知っていて、持参した水でパンを濡らして投げたけど、食べられない様子だったため心配していたようである。ココの元気のために、それぞれが自分なりの工夫をしてパンを持ってきている。おせっかいと言う人もいるけど・・・心配でたまらないのである。

公園は最小限の餌をやっている。市民のパンと同様に、その餌をカルガモやカラスも食べている。おかげで、市民はココにパンをやるという喜びを味わうことができている。持ちつ持たれつの関係かな?

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石橋付近の氷も溶けてきたけど落ち葉がいっぱい

石橋の餌場へ移動して欲しいのだけれど、今は落ち葉がたくさんあって、冷静に考えると杉の大橋の方がココにとっては環境がいい。しかし杉の大橋付近はやがて完全に凍ってしまう。ココは、以前は元気に歩くことができて、氷上に足跡が残っていることがよくあった。しかし、ここ数年は歩くのが難しくなっていて、昨冬は氷上の足跡を確認できなかった。

これから数日は気温が上がる予定。ココ、濠が完全に凍りつく前に自分で石橋に来るのよ!

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石橋で餌を食べている!(15:36)

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水も飲んでいる!

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杉の大橋から左側沿いにやって来たんだ

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カルガモが落ち葉を蹴散らしてくれたの?

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頑張ったね!

午後、石橋の餌場にいた。ココ、本当にありがとう。これでみんなが安心するよ。この3日間、疲れたでしょ。水流はほぼないから、今夜は石橋の下でぐっすり眠ってね。

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ボート乗り場の北側(朝)

朝、気温は約マイナス1℃。それでも西濠の氷はほとんど溶けていた。昨日の午後は気温が6℃まで上がったけど溶けていなかった。タイムラグか、夕方の雨のせいか、昨夜の強風のせいか?

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ボート乗り場の北側にダイサギ(朝)

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ボート乗り場の南側にアオサギ(朝)

 朝、ボート乗り場の北側にダイサギ、南側にアオサギがいた。アオサギは1本脚で立っているように見える。冷たいのかな?

あなたたちは飛べるからいいよね。ココは人間の手で飛べなくされているから、これから3月末まで、中濠の石橋付近の狭いところで過ごさなければならない。それでもココは何十回も冬を生き抜いてきた。すごいでしょ。中濠に行ったらココを激励してください。