バンは南へ旅立った
公園がくれる栄養満点の朝ご飯をしっかり食べてね。
大阪から弘前に移住してきた80代の男性は、健康状態が許す限り毎日のように白鳥に会いに来ている。午後、久しぶりにこの男性に会った。今年の紅葉祭り期間も白鳥がどこかに移されるのかと心配していた。この濠にいられることを伝えると、「あ~、良かった、ホットしました」と言っていた。
それにしても、たくさんの名前を持つ白鳥がこの中濠に住み続けるには、観光課が仕掛けるイベントに慣れるしかないのかな?40年近くにもわたり、公園を訪れる人を楽しませてくれている大切な存在なのに。不合理である。
この辺は餌を取りやすいようだ。アオサギやササゴイをよく見かける。
カンムリカイツブリとヒドリガモの姿が見えない。少し寂しい。もう南へ旅立ったのだろうか?子カイツブリもいないけど、あの子が旅立つには少し早すぎると思う。明日会えますように。
「バン来い」というあのおじさんに、「バンはまだいますか?」と尋ねたら、みんな南へ旅立ったということだった。「来年また来るさ」と言っていた。
今朝の親カイツブリは少し攻撃的になっていて、近づくコガモを追い払っている。末っ子?を広範に動かして筋力を付けさせようとしているような感じ。コガモにとっては災難である。
午後、カイツブリご一家の姿は見えない。観光舟の練習をしているから、岸辺に隠れているのかもしれない。