弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

大切なココへ

「厳冬」

年末年始に連続的にやってきた寒波のため、公園は雪と氷の世界になっている。

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中濠。石橋から(2022年1月5日午後)

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西濠。春陽橋から(2022年1月5日午後)

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西濠の東側の桜のトンネル(2022年1月5日午後)

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ボート乗り場付近(2022年1月5日午後)

融雪水が流れ込んでいるおかげで、西濠のボート乗り場付近にかろうじて水面が広がっている。ここが水鳥たちが越冬できる唯一の場所である。

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カルガモ、カイツブリ、マガモの雌(2022年1月5日午後)

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カルガモ、マガモの雌と雄(2022年1月5日午後)

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ダイサギ(2022年1月5日午後)

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中央にオオバンの姿(2022年1月5日)

人間たちも厳しい寒さと降り続く雪で大変ですが、あなたたちもなんとか生き抜いてください。

 

「大切なココへ」

あなたが亡くなって2年が経ちますね。

あなたは今でもいろんな人の心の中にいます。杉の大橋では、「白鳥がいなくなって寂しい」と女性が言っていました。石橋では「白鳥を思い出すから、中濠を眺めることができなくなった」と男性がつぶやいていました。夫と私は、石橋から「ココ~、ココ~」と呼びかけています。きっと、他の誰かも「コブちゃ~ん」とか「隊長~」とか「シロちゃ~ん」とか「さくらちゃ~ん」とか、呼びかけていると思います。聞こえますか?

40年以上にもわたり、公園を訪れる人々を癒やしてくれました。カルガモやカイツブリたちにとっては頼れる存在だったと思います。亡くなる頃、あなたは疲れ果て、全身傷だらけでしたね。あの頃のことを思い出すと切なくて辛いです。でも、あなたは最期まで精一杯生きていたことをちゃんと覚えています。

亡くなる5ヵ月前の真夏の頃の写真を載せておきます。

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2019年8月6日 15:45

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2019年8月6日 15:49

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2019年8月11日 16:09

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2019年8月20日 16:29

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2019年8月27日 16:30

どこかで、この厳冬の中で暮らしている公園の生き物たちを見守っていてください。よろしくお願いします。

あなたに出会えて、本当に良かった。