弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

普通の公園にならないかな?

「蓮池のカイツブリ」

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かくれんぼしてるの?(4月5日午後)

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楽しい?(4月5日午後)

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連れ合いさんはどこ?(4月11日午後)

「中濠のカイツブリ」

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杉の大橋の西側(4月1日午後)

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巣作りを始めているの?(4月1日午後)

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連れ合いさんはどこ?(4月10日午後)

4月の始め頃、蓮池のカイツブリ夫婦と中濠のカイツブリ夫婦は、元気に潜ったり、甲高い声を上げたり、そして、巣作りを始めているような動きも見せたりしていた。でも、桜祭りの準備が本格的になるにつれ、どちらの夫婦も姿を見せなくなった。

4月17日から桜祭りが始まった。どうか、そのまま姿を隠して、安全を確保していてください。桜祭りが終わって、静かになった頃に子育てを考えてくださいね。

「中濠のコガモ」

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ちょっと待ってよ、と雌が雄を・・(4月12日午後)

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雄のコガモ(4月14日午後)

今年は、中濠に比較的たくさんのコガモがいる。くるくる動くからうまく写真に撮れない。カップルもちらほら見かけるけど、弘前公園での子育ては聞いたことがない。

「西濠のオオバン」

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目は赤いルビー(4月8日午後)

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2羽でのんびり(4月15日午後)

オオバンのカップルは、この冬、西濠のボート乗り場付近のかすかに広がった水面で、たくさんのカルガモたちと越冬した。ようやく、心地良い季節になったね。でも、コガモと同様に、オオバンが弘前公園で子育てをしたという話は聞いたことがない。

「西濠のハシビロガモ」

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ハシビロガモのカップル(4月5日午後)

ハシビロガモたちもここしばらく西濠で過ごしている。やはり、ハシビロガモが弘前公園で子育てをしたという話は聞いたことがない。

コガモもオオバンもハシビロガモも、桜祭りで大勢の人間が押し寄せる状況に遭遇したことはないかもしれない。人混みに酔ってしまう前に、北に向かった方がよいように思う。

「西濠のカルガモ」

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岸辺にライトとワイヤー(4月16日午後)

氷と雪から開放されて、ようやく水中の藻や岸辺の草を食むことができますね。でも、安心もつかの間、今度は岸辺にライトアップのためのワイヤーが・・・。

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西濠(4月16日午後)

姿を見せないけど、確実にそこにいるウサギやタヌキたちも、この騒々しい時期を息を潜めて耐えなければならない。

残念ながら、弘前公園は観光資源、金儲けの手段、イベント会場。祭りの間、ここを生活の場としている生き物たちのことは無視される。ここが市民の憩いの場であることも忘れられる。