弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

みんなで7羽の赤ちゃんバンを守る

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三角池。赤ちゃんバンと子バン(7月30日午後)

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お兄(姉)ちゃんたちに守られている(7月30日午後)

子バンたちを最初に確認したのは6月20日である。そのときはこの赤ちゃんバンと同じように小さかった。それから2ヵ月も経過していないのに、今では親よりも大きくなり、赤ちゃんバンの子守ができるようになっている。

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三角池。親バンからの危険信号に焦る子バンたち(7月31日午後)

7月31日(午後)、親バンの妙な鳴き声が三角池の西濠側の葦の茂みから聞こえてくる。やがて2羽の親バンが現れて、子バンたちを追い払った。ヘビがいたらしい。

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1羽の子バンは赤ちゃんバンの近くへ(7月31日午後)

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親バンがヘビを対岸の葦の茂みへ追いやる(7月31日午後)

バン夫婦が1匹のヘビを両側から挟むように追い立て、その回りを子バンとカルガモたちがガードして、ヘビを対岸の葦の茂みに追いやった(この様子を茫然と見て、写真を撮らなかったのが残念。ホントにもう~)。

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一方の親バンが赤ちゃんバンの元へ戻る(7月31日午後)

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子バンが赤ちゃんバンを守っていた(7月31日午後)

ヘビを茂みに追い込んだ後、一方の親バンがすぐに赤ちゃんバンの方に戻った。赤ちゃんバン(なんと7羽)は子バンにしっかり守られていた。

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危険の回避を慎重に確認している(7月31日午後)

赤ちゃんバンの無事を確認した親バンは再び対岸の葦の茂みに戻り、もう一方の親バンと子バンとカルガモと一緒に本当に危険が回避されたかどうか確認していた。

親バンと子バンのすばらしい連携プレーと、カルガモの協力で、赤ちゃんバンはヘビから守られた。

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杉の大橋の東側に新たな巣(7月30日午後)

7月30日(午後)、中濠のカイツブリ夫婦は、杉の大橋の東側のやや辰巳櫓よりのところに新しい巣を作っていた。これでいくつ目かな?この夫婦は本当に働き者である。ここだったら、ノスリの攻撃から子供たちを守れるね!

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遠くの辰巳櫓付近で静かに過ごしている(7月31日午後)

 7月31日(午後)、新しい巣にご一家は戻っていなかった。遠くからかすかな鳴き声。ご一家の行動範囲が広がって、以前のように近くで様子を観察できなくなってきた。これでいいのです。

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蓮池のオシドリご一家(7月31日午後)

母オシドリは、少し距離をおいて、5羽の子供たちが一生懸命に草を食べているのを見守っている。お母さんは本当にステキです。