みんなで7羽の赤ちゃんバンを守る
子バンたちを最初に確認したのは6月20日である。そのときはこの赤ちゃんバンと同じように小さかった。それから2ヵ月も経過していないのに、今では親よりも大きくなり、赤ちゃんバンの子守ができるようになっている。
7月31日(午後)、親バンの妙な鳴き声が三角池の西濠側の葦の茂みから聞こえてくる。やがて2羽の親バンが現れて、子バンたちを追い払った。ヘビがいたらしい。
バン夫婦が1匹のヘビを両側から挟むように追い立て、その回りを子バンとカルガモたちがガードして、ヘビを対岸の葦の茂みに追いやった(この様子を茫然と見て、写真を撮らなかったのが残念。ホントにもう~)。
ヘビを茂みに追い込んだ後、一方の親バンがすぐに赤ちゃんバンの方に戻った。赤ちゃんバン(なんと7羽)は子バンにしっかり守られていた。
赤ちゃんバンの無事を確認した親バンは再び対岸の葦の茂みに戻り、もう一方の親バンと子バンとカルガモと一緒に本当に危険が回避されたかどうか確認していた。
親バンと子バンのすばらしい連携プレーと、カルガモの協力で、赤ちゃんバンはヘビから守られた。
7月30日(午後)、中濠のカイツブリ夫婦は、杉の大橋の東側のやや辰巳櫓よりのところに新しい巣を作っていた。これでいくつ目かな?この夫婦は本当に働き者である。ここだったら、ノスリの攻撃から子供たちを守れるね!
7月31日(午後)、新しい巣にご一家は戻っていなかった。遠くからかすかな鳴き声。ご一家の行動範囲が広がって、以前のように近くで様子を観察できなくなってきた。これでいいのです。
母オシドリは、少し距離をおいて、5羽の子供たちが一生懸命に草を食べているのを見守っている。お母さんは本当にステキです。