弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

空へ旅立つ

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 ココは空へ旅立っていきました。

2020年1月4日(土)の午後、石橋付近の左側で疲れた体を休めていました。2020年1月5日(日)朝7時13分、石橋から少し遠くの右側の岸辺にココの姿がありました。体が丸まっていないため、亡くなっていることが分かりました。

その場所は木陰で、落ち葉に覆われているところです。ココは最後の力を振り絞って、石橋の左側から斜め遠くの右側へ横断し、いつもは上がれないような段差のある岸辺に上がったようです。そしてようやく氷と雪から開放され、落ち葉の布団に落ち着くことができたのでしょう。

ココ、あなたはおそらく40年近く前にこの弘前公園で生まれたのでしょう。カイツブリの赤ちゃんのように、あなたもお母さんの背中におんぶしてもらって育ったのかな?

それから今日まで、あなたは公園に訪れる人たちにたくさんの喜びと元気を与え続けてくれました。本当にありがとう。あなたに出会えて私たちは幸せです。

しばらくは弘前の上空にいるのでしょうか?やがて大陸へ飛んで行くのでしょうか?ときどきでいいですから、また弘前公園に戻って来てください。お願いします。

*写真は2019年9月11日朝7時42分に撮影したものです。