穏やかな朝と不穏な午後
久しぶりに植物園側のお気に入りの場所にいた。カルガモたちも一緒である。隣にいるカルガモはたくさんの名前を持つ白鳥とシンクロしているみたい。祭り期間中は、いろいろ心配なことが多いがこんな穏やかな朝もあって少し安心する。
午後、公園関係者が菊人形船の水抜き作業をしていた。係の男性が手を叩いて、菊人形船から白鳥の気をそらそうと試みている。白鳥はその刺激に対して羽根を広げて怒っている。幸い、パンをあげている最中に作業が終了した。
観光ガイドの女性が、「季節を忘れた白鳥」とつぶやきながら石橋を渡って行った。プロの観光ガイドなのに、ずいぶん悲しいことを言うものだ。「羽根を折られて、40年近くにわたり公園を訪れる人たちのために尽くしてきた」というのに・・・。弘前市がこの白鳥の歴史をきちんと示したら、こんな誤解は避けられるのではないか。
あさってから観光舟の運航が始まる。どうか無事でありますように。
少し前から西濠に鵜を見かけるようになった。元気に潜っている。
鵜の近くでカンムリカイツブリ?のマダムも元気に潜っている。西濠は餌が豊富なのかもしれない。
ヒドリガモには素朴な可愛らしさがある。
朝、杉の大橋の植物園側で親カイツブリが1羽で過ごしていた。子供たちの姿は見えない。蓮池に1羽、石橋の遠くに1羽を確認。いずれも写真に収めることができなかった。
午後、博物館側に親と2羽の子供がいた。対側の岸の茂みに入って隠れている。観光舟の運航が始まったら、父と母の言うことを聞いてちゃんと身を隠してね。