弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

心配が募るばかり

 

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杉の大橋を通過して植物園側へ(朝)

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右側の岸辺(朝)

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羽根を広げて(朝)

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上陸を試みても無理(朝)

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あきらめた(朝)

朝、杉の大橋を通過して植物園側に行き、岸辺に上がろうと試みた。少し浅瀬になっているみたい。急斜面で上陸するスペースはないし、これまで一度もこの場所で過ごしている姿を見たことがない。石橋のある植物園側に2隻の菊人形船が設置されたため、たくさんの名前を持つ白鳥の上陸の選択肢が少なくなったということか?あるいは、視力が怪しくなってきたのか?心配。

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菊人形船がゆらゆら(朝)

今朝、船が風と波に押されて動いていた。船の位置も石橋に近くなっているように思う。公園関係者が十分な深さにワイヤーを付けたとしても、安全は確保されてない。おまけに油も少し浮いている。

石橋は餌場である。白鳥が餌場に来るには2隻の菊人形船に付けられた少なくとも4本のワイヤーを乗り越えなければならない。いろんな人がこの白鳥にパンをあげているが、白鳥にとっては公園が与える餌(穀物)が栄養面から言って一番大切である。

弘前の観光課はお客様を迎えるための「生け花」のような感覚で、ここで暮らす生き物たちのことは全く考慮せず、この船の設置を考えたのかもしれない。個人的には「滑稽かつ悲惨」にしか見えない。中濠のいつもの風景の美しさをそのまま提供できないものだろうか?

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石橋の右側に上陸(午後)

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今夜はここで眠るの?(午後)

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祭り期間中、無事でありますように(午後)

最近は、右側から響く復元工事の音は気にならないほど常態化している。ココはこの音に悩まされていないだろうか?菊人形船のワイヤーを乗り越えて餌場までちゃんと来れるのか?ライトのために眠りが妨げられないだろうか?心配である。

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西濠にヒドリガモがぷかぷか。もう1羽も近くにいる(午後)

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杉の大橋付近。左が親で右が子(朝)

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辰巳櫓付近。前が親で後ろが子(午後)

朝、親カイツブリと1羽の子が杉の大橋を通過して植物園側に移動していった。気温は約4℃。寒いけど、カイツブリは元気そうである。残りの家族は見つからない。

午後、辰巳櫓付近に親カイツブリと1羽の子がいた。元気な鳴き声が響いている。やはり、残りの家族は見つからない。父と母は強いから、みんな大丈夫なはずであるが、中濠が騒がしくなってきて困っていると思う。