おんぶしている
朝、植物園側のいつもの岸辺で羽根づくろいをしていたが、やがて丸くなって眠ったようだ。午後は植物園側でゆったり浮かんでいた。たくさんの名前を持つ白鳥は、カイツブリの夫婦に赤ちゃんが産まれたことをもう知っているのかもしれない。濠は幸せに包まれている。
朝、親カイツブリは背中を見せていたが、ときどき頭を動かして何やら警戒しているようだった。午後、赤ちゃんが産まれていた。親カイツブリは赤ちゃんを背中におんぶしている。もう1羽の親は潜って餌を獲得して雛に与えることを繰り返していた。猛暑というよりも酷暑の中、夫婦は交代で卵を温め続けた。本当に頑張った。雛がちゃんと育ちますように。