賑やかな濠
少し蒸し暑い朝、植物園側のいつもの場所で羽根づくろいで忙しく、なかなか眠りにつかない。午後は杉の大橋辺りにいた。猛暑が過ぎて、たくさんの名前を持つ白鳥の泳ぎに勢いが戻ってきたようだ。元気そうな姿を見るとうれしい。
近くでは、オシドリやカルガモやカイツブリがそれぞれの生活を営んでいる。水中では相当に大きな鯉やたくさんの小さな鯉が泳ぎ回っている。ココ、案外ここは賑やかな濠だね。
いつもの巣でカイツブリの姿を全く確認できないと思ったら、杉の大橋の反対側(植物園側)にいた。午後、3羽の赤ちゃんをしっかり確認できたが、写真を見ると1羽が泳いでいて、3羽が背負われているようだ。昨日までは父母が協力して赤ちゃんに餌やりをしていたが、今日は餌やりと巣作りを分担している。おんぶしている親が餌やりをして、もう一方は巣作りで忙しそうだ。
大きなカメラで撮影していた人によると、おんぶの時期は2週間ぐらいで、赤ちゃんはすぐ泳ぎ回るようになる。巣は流れたり壊れたりするたびに新しく作るそうだ。今年の子育ては少し遅いようだけれど、冬の前の南へ移動する頃までには十分に育つだろうとのこと。よかった。