弘前公園に住んでいる白鳥

ココは弘前公園に40年近く住んでいたコブ白鳥です。桜ちゃん、シロちゃん、ガー子、コブちゃん、スーちゃん、隊長などたくさんの名前を持っていました。このブログにココの最後の約半年間(2019年8月2日~2020年1月5日)の毎日の様子を記録しました。ココが旅立った後、ココの思い出とともに公園に今生きているものたちについて記録していきます。

寒くなってきて・・・

「まるまるバン」

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ボート乗り場の南側の親バン(10月13日朝 10.5℃)

子どもたちはみんな巣立って、夫婦だけになった。寒くなるにつれ体が丸くなってきたようだ。

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三角池の子バン(10月17日午後 6.4℃)

三角池に最後に残っている1羽の子バン。寒いのだろうな。風船みたいに体を膨らませている。この子の父母は工業高校前の池にまだいるようだ。今年はすこし旅立ちが遅いように感じる。

 

「子カイツブリの成長」

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中濠のカイツブリ親子(10月14日朝 10.5℃)

中濠のカイツブリご一家の最後の1羽の子カイツブリは甘えん坊さんのようだ。親から離れたくないみたい。でも、この子もそろそろ巣立つはず。今朝(10月21日)、石橋から遠く離れたところで、親が見守る中で飛ぶ練習をしていた。

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石端の北側の濠に2羽の子カイツブリ(10月9日午後)

中濠の石橋の南側と北側には段差があって、水は滝のように北側に流れ落ちる。最近、この北側の濠に2羽の青年カイツブリが姿を現した。この濠にカイツブリがいるのは、覚えている限り初めてのことである。この2羽は水流にまかせて南側から北側の濠に転落したのかもしれない。

北側は日当たりが悪く、子どもが成長するには好ましくないと心配したけど、どうやらあと少しで飛べそうだし、元気そうだから、大丈夫だと思う。

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1羽になったけど、力がみなぎっている(10月21日朝)

北側ではここ数日は1羽だけしか確認できない。もう1羽は西濠に移動したのかもしれない。この場所はますます日照不足になるから、君もできるだけ早く西濠に移動してね。

 

その西濠では・・・

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西濠の青年カイツブリ(10月21日朝)

10月20日に5羽、10月21日に3羽の青年カイツブリを確認。それぞれに飛ぶ練習をしたりしている。

ボート乗り場の南側には岩木川から水が流入するところがある。この日(10月19日)、落ち葉がたまっていたその流入口で・・・

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1羽の子カイツブリが・・(10月19日午後)

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潜った・・(10月19日午後)

1羽の子カイツブリが流入口の囲みを乗り越えて中に入り、潜ったり出てきたりを繰り返していた。ボート乗り場の南側は浅瀬だけれど、ここだけはけっこう深いはず。ちょっと心配。でも、好奇心旺盛で生きているのが楽しくてしかたがないみたい。生まれてきて良かったね。

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子カイツブリ(上)は親(中央)より大きく見える(10月21日朝)

 

「ありがたき公園」

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マガモのカップル。西濠へようこそ(10月20日朝)

寒くなるにつれ、これからいろんな渡り鳥がやってくる。

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杉の大橋の東側(10月19日朝 4.4℃)

朝日が差した瞬間、中濠に霧が立ち始めて、すぐ消えた。

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中濠の北の郭側(10月19日朝)

夏から初秋にかけてアオコが広がっていたこの濠は、水がすっかり澄んで、少しずつ秋色になってきた。

弘前公園には大げさなライトアップや装飾はいらない。そのままが一番魅力的だと思う。